Thursday, July 28, 2005

上海B株指数(000003.SS)

 突発的な人民元の切り上げに反応して全面高。というかここ数日上場している全ての株式が上昇と”もって行け泥棒!状態”(さすがに今日は下がりましたが)。これまでが市場が人民元の切り上げを不安視して株価が下げ足を早めていた事への反動となっている。前回の人民元レートの改定は’94年に一気に30%切り下げるというレートの変更を行っており、今回それに近い形の切り上げがありうるとの憶測からマーケットは冷え込んでしまい、事態を憂慮し政府は非流通株の流通化(日本語では国有株の市場放出)問題で緊急の記者会見を行っていた(それでも株価は下げつづけていた)。
 ところでこのB株の場合、売買はドル建てで行われることから影響が読みにくい。しかし今回、切り上げとの相乗効果で値上がりしたことから、海外の投資家にはより買い安心感を呼ぶ格好となった。ところが、これで不安材料なしかといえばさにあらづで、非流通株の流通化と不動産バブルの崩壊という不安材料があり手放しで買い進むと大火傷をする可能性もありここは慎重にいきたいところ。だが、そもそも上海B株は上場株式自体が54社しかなく、ここからST株と*ST株(日本式に言うと監理/整理ポスト)を除けば47社、さらに株価が高すぎる銘柄を除くなどすれば全株式を目をつぶって買ってもよかったのかもしれないなあと思った。ということで投資判断:激しく買い

#目には目を
#通貨バスケットにはバスケット買いを?

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