Sunday, September 23, 2007

新しいカメラ買いました

 いつもの事ですが、実にひさかたぶりの更新です。
 猫も杓子もカメラはデジタルのようですが、筆者はこの期に及んでMamiya7 IIというフイルムカメラをしかも応援の意味も込めて新品で買い込みました。本当の事を言えばデジイチを買おうと思って随分と検討を重ねたのですが画質の点でどうしても納得できず、中判カメラを買う事にしたのです。(写真はflickrからの借り物で私のではありませんが、私も43mmのビューファインダは付けっぱなしなので見た目は同じです:あたりまえ)筆者にとってはこのカメラ実に13台目になりますが、はじめてのレンズ交換式のレンジファインダ機になります。
 詳細性能の方は、勝手に検索していただくものとして、簡単にご紹介します。

 基本性能:中判(6*7)レンズ交換式レンジファインダ機
  絞り優先AE
  マニュアルフォーカス(二重像合致式)
  電子式レンズシャッタ
 とこんなところです。ポイントは重さで
  80 mmF4(35mm換算40mm)付きで1210g
 と中判としてはかなり軽量です。

 さてその使い心地ですが、レンジファインダ機ということで、使い慣れた一眼レフとは大きく違うところがあります。
 一番はそのパララックスでファイダ像と実際に写る範囲にはどうしても食い違いがあるのでそれを想像しながらフレーミングしないと肝心なところが切れてしまいます。
 二重像合致式のピントあわせは慣れると結構簡単に決まるようになり思ったより使いやすいです。尤も望遠系のレンズは像が小さいのでピントは合わないでしょうね。
 レンズシャッタ機なのでスピードライトが全速同調するという特徴があります(ん?そんなの?一眼にもあるよ!という意見は無視します)
 そしてなによりシャッター音が静か!なことです。
 それと、中判のフイルムは交換が面倒なこと。外で交換すると下手をするとばらけてしまいそうで怖いです(中判フイルムにはパトローネはないのです。ただ巻いてあるだけです)
 でもその分大きなフイルムでポジなんかを使うとその画質と解像度に全てを忘れるほどほれぼれします。 

 あ、このカメラの交換レンズのラインナップは43,50,65,80,150,210と6本しかありませんが、極端な望遠や広角はレンジファインダ機ではその構造上無理なので、ほぼ十分というところでしょう(願わくば望遠側がもう少しあればなーと思いますが)。ただどれも非常に高価なのはちょっといただけません。でもどのレンズもとってもいい(らしい)ですよ。筆者は43mmと80mmを使ってます。43mmなんてこれまで見た事もない詳細な絵を作りますし

 ということで、まとめ:中判を使うと35mmのカメラの善し悪しなんてどんぐりの背比べに思えますねー、と強がりを言ってしめたいと思います。