Tuesday, August 09, 2005

日経平均株価(998407.O)

 日経平均株価は大方の予想を裏切り郵政法案否決後”材料出尽くし”と呼ばれる急上昇。筆者はこの相場での下ぶれを警戒し持ち株の殆どを売ってしまいなんだかなー?状態。でもよく考えれば金曜日中曽根某氏が反対を表明した時の日経平均先物からの下げを眉唾ぽいなと思いながら見る目が必要だったかなと思う。
 とはいえ、そのまま選挙に突入してしまい。この悪材料出尽くし相場もなんか怪しい気がするが、否決を予想し空売りしまくった売り方を思いっきり踏み上げる相場となっており、相場的にはもう一段高がありうるかもしれない、とりあえず直近で先週木曜日につけた12000円を抜けるかがその焦点となる。ここが抜けなければW天井から下落相場入りが鮮明となるであろう。
 ところで筆者のようにトレーダーのはしくれをやっていると、選挙にもよこしまな気持ちからどうしても感心が向く、せっかくだからまだマスゴミ報道のないうちにこの選挙の予測をしておこうと思う。筆者は今回の選挙では”あまり望ましくない”結果が待ち受けていると考えている。というのも、総理がいくら郵政民営化をその争点として担ぎだそうとしても、国政や財政に真剣でない多くの人にとってそれはただの郵便局の問題でしかなく、それにより投票率があがり小泉自民の地滑り的な勝利になることは殆どありえないと思う。むしろ今度の選挙は自民分裂の影響がそのまま選挙結果に反映され民主党が比較第1党となり政権与党となるが、残念ながら過半数に足りない少数与党となる。というのもいざ選挙となれば各選挙区には毎回代わり映えのしない自民党の候補がならび投票率の劇的な上昇は望めず,むしろ今回共産党が全選挙区に候補者を立てない分その票が民主党へと流れ民主党の当選ラインを押し上げる方向に働く。しかも投票率は前回をさらに下回りより組織力に勝る公明党やベテラン候補の勝利となるであろう。だだ救いは今回の選挙では当初より分裂自民党の苦戦が報道される為,そのアナウンス効果により逆ぶれがありうるということである(筆者は熱心な自民党支持者ではないが、郵政民営化には多いに賛成である)。
 従って,選挙後は小泉退陣と、改革路線の大きな後退(民主党が改革を実行しようにも数の力が足りない)となり、外国人投資家の売りを誘う。しかしながら今回の否決と同じように選挙結果が出る日がまさにその材料出尽くしとなることであろう。
 しかし、筆者は実は選挙?相場が苦手なのかもしれない。というのも4年前の小泉が総裁となった総裁選で、筆者は当初からの小泉当選を予測し全力で買い上がっていったところ小泉首相誕生とともに、材料出尽くしの下げ相場となり、以降長い期間に渡って深手を負った経験をもっており、いつも政局の読みは割と確か?なのだが肝心の相場では負けるという情けないことになっている。ということで投資判断:中立

#落ち着いて下値は拾ってゆきたい。
#休むも相場。作戦の練り直しと投資体勢の立て直しも必要かもしれません。

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