Friday, November 06, 2015

終着駅シリーズ260:原ノ町(’15年10月25日撮影)

 JR東日本常磐線の原ノ町です。1898年04月03日に日本鉄道の駅として開業しています。
 そして月日は流れ’11年の東日本大震災の影響を受け、常磐線は津波、原発事故の影響によってそれから4年以上が経過した現在でも至るところが寸断されたままになっています。昔の国鉄風の言い方をすると、常磐南線が日暮里〜竜田で、常磐北線が浜吉田〜岩沼。そして常磐中線が原ノ町〜相馬です。つまりここから相馬までの区間がどこの鉄道線とも接続していない区間として運転されています。
 駅は南相馬市原町(はらまち)区に位置しています。この南相馬市は地域自治区制を施行しており行政区があり、その区名は旧町名を残した名称となっています。
 駅にはあの日出発できなかった、上野行きの特急ひたちがその方向幕を出したままずっと停車しています。今は線路が繋がっていない上野口では既に同系の仲間がとっくに第一線から去ったことも知らずに。

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