Tuesday, February 07, 2012

終着駅シリーズ96:高松(’09年08月12日撮影)

 言わずと知れた、四国の玄関口の駅の高松です。かつては宇高連絡船がこの駅に発着し本州からの多数の乗客がこの駅で乗換えて四国各地へ急ぐ玄関口の駅でした。瀬戸大橋線の開通によってこの駅で多くの乗客が走って乗り換える姿は見られなくはなりましたが、いまだ玄関口としての威厳は残っているとしていいでしょうか?
 宇高連絡船の廃止の後、線路が連絡船桟橋から切り離され、駅は桟橋側から0.3kmセットバックし現在の駅舎が立てられています。一方桟橋の方は、かつての連絡船桟橋があったあたり一体が埋め立てられ数百メートル沖に新しい港、サンポートとして再出発しています。その間に出来た土地は再開発エリアとして、商業施設や合同庁舎そしてホテルなどが建てられています。しかも、年々利便性が高まる高速バスが、その再開発で出来たバスターミナルから関西方面へひっきりなしに出発している様は皮肉でさえあります。
 写真撮影場所はかつて桟橋へ繋がる線路があった場所です。0.3kmセットバックした関係で0kmポストが存在せず、駅には0.3kmポストがあるとのことですから、0.3km歩くとそこがかつての起点ということになるのですが…。
 かつての駅うどんの香りのする四国に来た事を実感する駅から、どことなく新らしくよそよそしくなった高松駅は四国ではめずらしく自動改札化されています。
 

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