Monday, January 09, 2006

終着駅シリーズ11:夕張(’03年12月21日撮影)

 北海道の中央部、かつて夕張線と呼ばれたこの線ですが、いまでは石勝線の支線になっています。この地にはかつて炭坑銀座があり、この駅はかつては広い貨物ヤードを持つ駅であり、多くの石炭が荷さばきされていたの(でろう)。
 今のこの駅は、そのかつての駅を捨て路線を数百メートル短縮したのちこの地に移転して誕生している。ちょうどホテルマウントレースイの玄関前にあり、スキー場利用者には利便性はよいが、街はづれに位置することになってしまい。駅の寂しさを余計にかきたてている。またかつての夕張鉄道の面影の夕鉄バスが札幌から直通バスを運行している不運も重なり利用客は本当に数える程(筆者が利用した便は3人でした)になっている。時間帯によっては駅員がいることもあるようですが、筆者の利用した時は切符販売もない無人駅でした。
 夕張にはメロンや石炭歴史村などの多くの観光資源があるが、列車の便は申し訳ないぐらい悪く、その支配をあきらめたかのようである。せめて普通列車でもいいから札幌からの直通列車でも走れば多少は違うと思うのだが。ちょっとこの駅その将来が心配ですね。

#なおこのシリーズは”つなわたり”の更新ペースと連動しています

No comments:

Post a Comment