Saturday, January 31, 2015

終着駅シリーズ212:加賀一の宮(’11年12月31日撮影)

 石川線(北陸鉄道)の終着駅だった加賀一の宮です。かつてはここから金名線が白山下まで通じていました。
 加賀一の宮駅は1927年6月12日に金名線の加賀広瀬〜当駅(開業当時は神社前)の延伸によって開業します。同年の12月28日には当駅〜鶴来町(現在の鶴来)の開業によって路線が全通します。金名線はその名前の通り金沢と名古屋を結ぶという、壮大な計画のもと建設された路線ですが、その夢は実現することはありませんでした。どの辺を走る計画だったのかとっても興味がありますね(ウィキによると越美南線に繋がる計画だったとか書いてありますが?どうなんだろ?)。  金名線は、’84年に休止の後、’87年04月29日に廃止。そして’09年11月01日には鶴来からの2.1kmが廃止となり、廃駅となりました。
 当駅の駅前にある、白山比咩(しらやまひめ)神社は、全国に点在する白山神社の総本山です。特に初詣の頃には地元金沢からをはじめとして、多くの初詣客でごった返します。ところが、この神社へは鉄道で行くことが出来なくなり、(実際には、初詣シーズンには、鶴来駅からのシャトルバスが頻繁に運行されていて利便性は良いはずなのですが、利用はあまりされていないようです)ここに至る国道157号線は鶴来駅の遥か手前から、大渋滞となっているのを見ると、せめて初詣時期だけでも運転できないものか?と思ってしまいます。

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