Sunday, September 17, 2023

終着駅シリーズ433 女川(’15年10月25日撮影)

 JR東日本石巻線の終着駅の女川(おながわ)です。’11年3月の東日本大震災で発生した津波を受け駅舎は消失してしまいました。復旧には終着駅の地盤高さを7m嵩上げし、約200mかつての終点より手前に駅舎を再建することになり、写真の大きな駅舎が’15年3月に落成しました。
 大きな駅舎ですが無人駅で、殆どのスペースが”女川町温泉温浴施設 ゆぽっぽ”と呼ばれる日帰り温泉として営業しています。
 約200m短くなったかつての石巻線の路線部には、”シーパルピア女川”という商店街が整備されています。
 シーパルピア女川のつきあたりには、旧女川駅舎の外観を復元した建物、”女川水産業体験館 あいがんステーション”が建っていて、かつての女川駅舎を偲ぶ事ができます。
 女川水産業体験館 あいがんステーションから海側はかつての地面が広がっていて、女川町海岸公園となっています。その一角に保存されたこの建物遺構が、かつて女川駅前に建っていた女川交番の遺構でその場所で震災遺構として保存されることになっています。

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