終着駅シリーズ311:留萌(’12年12月29日撮影)
JR北海道は留萌本線の留萌です。1910年11月23日に鉄道院の留萠線の終着駅として開業しています。その後の1921年には同線は増毛まで延長されます。さらにこの駅を起点として1927年には羽幌線が部分開通し、1934年には留萠鉄道臨港線が仮古丹浜まで、1941年には天塩炭鉱鉄道が逹布まで開通しています。しかし1987年03月30日には羽幌線が、2016年12月05日には留萌本線の留萠〜増毛間がそれぞれ廃止となり、ここが再び終着駅となります。
深川・留萌自動車道の全通が目前になってことに引き換え、留萌本線の廃れ具合が半端なく、JRとしての廃止方針が沿線自治体に伝えられている状態となっていて、正直なところいつ廃止になっても不思議のないところまで来ていると言えるのでしょう。留萌は留萌支庁改め留萌振興局の振興局・地方事務所所在地となっています。’17年現在この所在地に鉄道がない都市は檜山振興局の江差町だけになっています。これに留萌が加わるのは自治体としては避けたいところでしょう。
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