かつての姫路市営モノレールの始発駅の姫路です。近年まで駅跡らしきものが残されていたので、いつでも撮影できると思っていたら、JR線の姫路付近の高架工事とそれに伴う再開発によっていつのまにか、上の写真の山陽電鉄の高架線から駅側の区間が跡形もなくなっていました。
姫路市営モノレールは姫路大博覧会に合わせて建設されたが、その開幕には間に合わず’66年05年17日に開通します。その後、姫路市は何を考えたか、市内にモノレールを張り巡らせる計画を発表します。しかし、この既開業区間の営業成績が全く振るわず、’77年04月には早くも営業休止となり、’79年01月26日に正式に廃止となっています。
下側の写真はその路線の唯一の途中駅の大将軍駅です。公営住宅とモノレール駅、そしてビジネスホテルとアーケード街の複合施設となっていましたが、既に取り壊しが決まり、公営住宅以外はもぬけの殻になっています。姫路市の計画ではここを分岐駅としてP型の環状線を建設する計画となっていました。にわかに本気とは信じがたいですね。
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