終着駅シリーズ304:新十津川(’12年12月22,23日撮影)
JR北海道は札沼線の終着駅の新十津川(しんとつかわ)です。
当駅は’31年10月10日に札沼北線の終着駅の中徳富(なかとっぷ)として開業します。3年後の’34年10月10日には当駅〜浦臼間が延伸開業、翌年の’35年10月03日には浦臼〜石狩当別間が開業し札沼線は全通となります。しかしその後’43年10月01日には第二次大戦の激化に伴う不要不急線として石狩月形〜石狩追分間が営業休止になり当駅も営業休止となります。
戦後の’53年11月03日には営業が再開され、当駅の名称は新十津川と改められます。その後、国鉄の赤字線(73線区)整理の対象となり’72年06月19日に当駅と石狩沼田間が廃止となり以来終着駅となっています。
しかしJR化後の現在、この駅を含む区間の営業成績が思わしくなく、現在は廃止の打診が各行政自治体に向けて行われているようです。’16年03月26日には浦臼〜新十津川間の運行が1日1往復となり路線バスで言う所の免許維持路線の様相になっています。
JR北海道は駅ナンバリングを’07年に北海道の全域にわたって実施していますが、これに漏れた区間が存在しています。更新日現在では
留萌本線、根室本線(武佐〜根室)、日高本線、室蘭本線(遠浅〜志文)、札沼線(石狩金沢〜新十津川)がこれにあたり、利用実態が怪しい線区と見ることができそうです。
さて、筆者はこの駅に(’12年12月)22日と23日の両日にわたって立ち寄りました。22日立ち寄り撮影しようと思いましたが、駅付近には街路灯もなく、それどころか車で進入路を発見するのに一苦労でした。でとても暗かったので駅の真ん前に車を停めライトをあてて撮影。そのあと時刻表を見るとこの真っ暗な中に到着する便が設定されており(3往復時代)びっくりしました。で結局のところ翌日の撮り直しとなりました。
ところでこの駅には駅ノートが設置されていますが、この駅に隣接する空知総合病院がその内容をネットに公開してくださっています。なかなか面白いですね(
こちらです。
No comments:
Post a Comment