終着駅シリーズ267:中湧別(’12年03月01日撮影)
旧国鉄湧網線の始発駅の中湧別です。また名寄本線の湧別支線の始発駅でもありました。全国的に珍しい3方向に分岐する路線形態でした。
中湧別駅は、1916年11月21日に鉄道院の湧別軽便線の途中駅として開業しました。’35年10月20日には名寄本線の本線系統が、’53年10月22日には湧網線がそれぞれ開通し分岐駅となります。その後’89年05年01日に全線廃止となり、駅は過去帳入りしてしまいます。
写真はその駅跡に開業した、道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯です。その一角にかつての駅の遺構が保存されています。バスターミナルはこの隣にある湧別町文化センターTOMの側にあり、その中には鉄道資料の展示スペースもあります。
かつての駅の展示は跨線橋などもあり、懐かしさを感じるものですが、かつて往時のこの駅にも降りたことのある筆者は、こんな古ぼけた施設だったのかな?という印象でした。施設のメンテは大変だと思われますが、長く保存していだだけることを切に願います。
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