終着駅シリーズ268:湧別(’12年03月01日撮影)
旧国鉄名寄本線湧別支線の終着駅の湧別です。
湧別駅は、1916年11月21日に鉄道院の湧別軽便線の終着駅の下湧別として開業しています。その後名寄本線の支線となって紆余曲折ののち’89年05年01日に全線廃止となっています。
写真はその駅跡に開業した、図書館を併設した湧別町役場湧別総合支所です。いちばん下の写真は支線唯一の途中駅の四号線の跡地にできたリララの広場です。駅時代にはなかったトイレ設備があるのはご愛嬌。
現在の転換バスの運転形態は、鉄道時代は中湧別で紋別方面と湧別方面に分かれて運転されていましたが、その道路形状からか、全便が湧別経由で運転されています。
筆者はこの駅には思い出があり、鉄道の乗りつぶしを始めた頃、なんとなくこの湧別を最後の駅にしようと、後回しに、後回しにしていました。しかし、名寄本線の廃止が決まるに至り、そういうわけにもいかず急いで乗りに行った覚えがあります。実際に初乗りしたのは冬場の2月の極寒期でしたが、かつて走っていた夜行便の急行大雪に乗り早朝の遠軽で乗換え中湧別に始発で到着しました。湧別支線の出発までは時間があるので、湧別まで歩いて始発列車を湧別駅で待ち構えて駅に到着する列車の写真を撮ったことを思い出しました。ずいぶんといろんな過去帳入りが思い出され、自分の歳をとったな〜と思う。
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