「国内銀行の口座から14日に計7億ユーロ(約715億円)規模の預金が引き出された」ギリシャ・パプリアス大統領が再選挙回避に向けた主要政党党首との会談の中で
ちなみにギリシャの国民の預金総額は’12年1月時点で1600億円
ギリシャは開けてはいけない箱を開けた可能性が高いと思う。
仮に、ギリシャの通貨がユーロを離脱して、ドラクマに戻るとする場合。現にギリシャに流通している通貨を預金封鎖などの手段を使って、強制的に新ドラクマに両替させなくては成立しない。ところが、ユーロ圏の場合にはユーロ通貨という巨大な抜け道があり、これをどのように封鎖するのかがその成否の鍵を握っているが、それはすでに成功しなかったことを意味するのかな?
翻って日本、日本では’46年に戦時国債の膨張から国家破綻を経験している。この時にはやはり預金封鎖がされ、国民一人当たり500円までの新円への強制両替と旧円の廃棄が行われている。この時に抜け道になったのが国内では株式市場だった。その株式市場は株券の電子化の名のもとに白日のもとにさらされ、その抜け道が塞がれているという事は記憶しておきたい。
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