Sunday, August 22, 2010

終着駅シリーズ60:福住(’06年03月05日撮影)

 かつての国鉄篠山線の終着駅の福住です。
 国鉄篠山線は篠山口駅からここ福住までの全長17.6kmのローカル線で、丹波地方のマンガン輸送を目的として戦時中の’44年10月に開業し、将来的には園部まで結ぶ計画で建設が進められた。ところが篠山市の中心街をかすめて走るルート設定から、使用者は少なく、’72年3月1日を持って廃止となった。廃止後は篠山口−園部間でJRバスとして運行が続けられたが、JRバスの撤退から、篠山口から福住の区間は神姫バス→神姫グリーンバスとバス会社が変わり、福住−園部間では京都交通→京阪京都交通へと路線が引き継がれかろうじて?生きながらえている。
 筆者は、篠山線運転当時のことは解りませんので、写真撮影時の様子から推察します。写真、背後には国道372号線が走っており、商店街等は見当たりません。手前の写真左側に写る道が駅前大通りと推察され、小さいながら商店、食堂、旅館などが並んでいる通りに繋がっている。さらに左側には(写真には写っていませんが)神姫バスの車庫があります。また、広く建物が切れている空間が広がっており、かつての国鉄駅の広い構内があったことが想像されます。
 なお、篠山市の運営する、篠山インターネットTVでは「さよなら篠山線」(NHK放送によるもの?)が公開されており、当時の様子を伺い知る事ができます。

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