南海高野線の始発駅の汐見橋です。
1900年08月30日に高野鉄道の始発駅として開業した由緒正しい?駅です。開業当時の駅名は道頓堀でした。高野線の運転形態が今のように難波方面へ直通するようになるまでは(公式ページによれば1925年03月とのこと)、全ての高野山方面の電車がこの駅を始発としていました。
そんな輝かしい歴史のある同駅ですが、近年の衰退具合は目に余るものがあり、終日30分間隔の運転、夜は22時45分で最終と岸里玉出までの(切り離された)全線が大阪市内にある線とは思えない程の冷遇を受けています。筆者は一時期この駅の最寄りへ住んでいましたが、どこへ行くにもこの駅を通らない方が早く行けるという矛盾に、この駅の存在に多数の”?マーク”が常に浮かんでいる状態でした(どこへ行くにもこの駅の前を通り過ぎて別の駅に行くという行為に)。
路線はかつての本線ですから、各駅は堂々としたものがあり、中でも木津川駅はかつての貨物輸送のためか構内がゆったりとしています。ところが近年高架化された西天下茶屋から先は、高架自体が単線分しかつくられておらず単線化されてしまっています。
’09年には阪神なんば線が開通し、お隣にりっぱな阪神の桜川駅ができてより物悲しさを増しています。この駅は将来はなにわ筋線の計画によって生まれ変わることが計画されていますが、果たしてその日はくるのでしょうか?
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