マミヤ7マウントの超広角レンズです。このシリーズでは一番広い画角になります。実は筆者このレンズが使いたいが為にカメラを買うという暴挙に出ています。
さて、先ずマミヤ7というカメラですが、仕組みはレンジファインダのレンズ交換出来る中判(6×7)カメラです。よく中判のライカなんて言われ方をすることがありますが、使い方はともかく、そのスタイルに雲泥の差があります。このマミヤの方はひたすら実用主義でデザイナーなんか雇ってないんじゃないか?と思うほど不格好です。そのシャッターはレンズシャッターになっており、その為スピードライトの全速同調が出来ます。シャッター音はフジの写るんですと同じ音wです。
レンズは対称型広角でレンジファインダー機の利点を生かして、後玉が大きく後に出っ張った構造となっている。後玉は写りに直接影響するのでこれを傷つけないように慎重に取り扱う必要があります。描写は噂に違わぬすばらしさで直線は歪まず、周辺光量落ちも全くない。
ただ、使いは大変難しい。このレンズは水平以外の向きに向けて撮ることは禁止されていると思った方がよい。とたんにいろんな直線があさっての方向に向く。専用ファインダには水準器が付いているので、まず水平を合わせてから画角を決めよう。画角を決める時はそのパララックスに注意しよう。特に近くにあるものはギリギリに入れると実際の画面では切れることがあるので要注意。
さて写真はその禁を犯して下に向けて撮った写真。場所柄でどうしても水平向きでは入らなかったのだ。一見いいように見えるが、あらゆる建物の線が斜めだw。
撮影データ:Mamiya 7II,Mamiya N 43mm F4.5L,露出不明,PROVIA 400X
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