横浜市営バスのシリーズは10系統です。
路線は、磯子駅-峰の郷間を走っています。’07年3月に市電保存館-磯子駅間が廃止(短絡)され、今の形態となっています。短縮されたと言っても磯子駅-市電保存館間は実質は入庫系統だったわけで、メインルートには大きな変革はないと言えるかもしれません。入庫系統といっても運転本数はわりと多かったので磯子駅を跨る区間の利用者には不便になったと言えるでしょう。
磯子駅を出ると3つめの”中原”から狭い道に入り、京急の”杉田駅前”を通って、京急の踏み切りを渡って西口の商店街を走って栗木町へぬけ、終点の峰の郷へ至ります。このうち”中原”から”栗木町”までの区間は特に道が狭く、その中でも杉田駅前のT字路を磯子側から来ると右折し、すぐに京急の踏切を渡る区間は道が狭く、歩行者も多い上に、京急の運転本数が多い、という運転上の難所でした。この為、同じ区間を走る93系統と共に横浜市営バスでは最後まで車掌の乗務する路線として残りました。結局、この線がワンマン化されたのは、リエッセなどの小型車に置き換えられた、平成の時代になってからとなりました(写真は小型化前の古い写真で、かつての終点”峰”での折り返し風景です)。
設定当初からは、終点が”峰”から1つ”峰の郷”へ伸びたのと、入庫系統が廃止になったのですが、大きな変更はないようです。しかし、’07年3月の路線改変ではもともと廃止が予定されていた路線だけに、今後の行く末が心配されます。
10:磯子駅前~杉田駅前・栗木町~峰の郷
(担当:滝頭営業所)
No comments:
Post a Comment